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2008年01月17日 11:59に投稿されたエントリのページです。

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メタボリックシンドロームと心臓病

    

 

小倉記念病院
循環器科部長(当院非常勤内科医)
岩淵成志(内臓脂肪症候群)

 

 

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内臓脂肪の蓄積により心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの
生活習慣病になりやすい状態をいいます。生活習慣病と呼ばれている主な疾患には「肥満症」「高血圧」「糖尿病」
「高脂血症」などがありますが、それぞれは独立したものではなく肥満、とくに「内臓脂肪型肥満」が原因であることがわかっています。
内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態がメタボリックシンドロームと呼ばれ、
健康の指標として最近注目されているのを新聞・テレビなどで見聞きする機会が多いでしょう。具体的には男性では
腹囲が85センチ以上、女性では90センチ以上で、かつ、高脂血症、高血糖、高血圧の3つのうちの2つがあれば
メタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームは動脈硬化を進行させ、生活習慣病としての心臓病である狭心症・心筋梗塞の原因となります。
もちろん予防が最も重要ですが、動脈硬化が一旦進行してしまったら早期発見早期治療が必要です。
欧米では死因の第1位が心臓病であり、市民の関心は非常に高く早期発見のための健康診断や人間ドックがかなりされていますが、
日本人は心臓病に対して欧米ほど関心が高くないような気がします。たしかに日本人の死因の第1位は癌で第2位は脳卒中、第3位が心臓病です。
しかし、癌は肺、肝臓、胃などいろいろな部位の癌がありますので、部位別に死亡原因を調査すると心臓病は第2位になります。
ですから、日本人も心臓病の早期発見早期治療はきわめて重要です。早期発見には健康診断、心臓病ドック、
心臓病専門である循環器科での外来検査のいずれかになると思います。狭心症・心筋梗塞の検査は、心電図、胸部写真、運動負荷心電図
(運動しながら心電図をとること)、心臓超音波検査(超音波をあてて心臓の動きや弁膜症の有無などを検査すること)、
冠動脈CT(最新型のCT器械では冠動脈の描出が可能です)、心臓カテーテル検査(心臓までカテーテルをいれて検査するもっとも精密な検査)
などがありますが、現在は入院しなくても外来でほとんどの検査が可能となりました。
もちろん重症であったり高齢であったりした場合は入院での検査のほうがよい場合もあります。
平成19年4月より毎週月曜日と木曜日の内科外来をわれわれ小倉記念病院循環器科の専門医師が担当するようになりました。
三菱化学病院でも前述したような検査の大部分が可能ですので、狭心症・心筋梗塞の心配がある方は、循環器科医師担当の外来を
受診していただきたいと思います。より専門的な検査が必要な場合には小倉記念病院を紹介いたしますが、そのような場合でもわれわれが
三菱化学病院から小倉記念病院循環器科の専門外来や専門的な検査を直接予約しますので、待ち時間がほとんどなく小倉記念病院循環器科の
受診が可能です。小倉記念病院で専門的な検査・治療をして病気が治ったあとは、また三菱化学病院の外来での投薬加療ということになりますので、
通院がしやすい地元の病院で治療継続ができます。
われわれ小倉記念病院循環器科は狭心症・心筋梗塞の治療件数は長年日本1位の実績をもっており、その経験を八幡地区の患者様にも
提供できることをうれしく思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

 
   

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